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No.001飲食出典 10件2026/11/04

クレープ屋の開業|店舗・キッチンカーの開業資金と営業許可、フランチャイズ加盟金の実例

キッチンカーFCの初期費用A53万円

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クレープ屋の開業資金は形で大きく変わります。5坪の店舗モデルは合計355万円(税別・物件取得費は別)、キッチンカーのFCは初期費用53万円に車両150万円〜。保健所の飲食店営業許可(東京都の新規18,000円)と、譲渡案件の家賃・客単価の数字もまとめました。

クレープ屋の数字(公式情報と実例)確かさ A
A5坪の店舗のモデル開業投資
355万円クレープティファニーの概算(税別)。設計・施工費250万円・備品等75万円・保証金30万円。物件取得費は別
A5坪1人営業の月の営業利益(モデル)
462,000円同本部の試算。売上800,000円・原価率30%・賃料50,000円。オーナー本人が働き人件費0円の前提
AキッチンカーFCの初期費用
53万円サニーズ(加盟金33万円を含む)。車両は別で中古150万円〜・軽トラベース新車250万円〜
A店舗FCの加盟金とロイヤリティ
550,000円アオシマクレープ(税込)。ロイヤリティは月22,000円(税込)・契約期間2年
A飲食店営業許可の新規手数料
18,000円東京都(令和8年4月1日から適用)。継続は8,900円
Aクレープ店の譲渡希望額
40万円東京都・駅徒歩圏の店(BATONZ掲載)。家賃は月15万円・敷金その他で150万円程度が別

クレープ屋の開業資金は、店舗かキッチンカーか、フランチャイズに入るかどうかで大きく変わります。フランチャイズ本部のクレープティファニーが公開している5坪の店舗モデルは合計355万円(税別・物件取得費は別)、キッチンカーのフランチャイズのサニーズは初期費用53万円に車両代150万円〜です(各社公式ページ、2026年11月4日閲覧)。どちらの形でも、その場で生地を焼いて売るなら保健所の飲食店営業の許可が要ります。

ここでは、本部の公式ページ、保健所の手数料、実在するクレープ店の公開情報と譲渡案件の数字から、クレープ屋という事業の特徴と始め方をまとめます。キッチンカーそのものの許可や車の選び方はキッチンカーの始め方と開業資金で詳しく扱っています。

店・本部場所形公開されている数字
クレープティファニー宮崎県(本店)店舗のフランチャイズ本部5坪モデルの開業投資355万円(税別)
サニーズ クレープ長野県岡谷市(本部)キッチンカーのフランチャイズ本部初期費用53万円(車両別)、全国34店
アオシマクレープ宮崎県(本店)店舗・キッチンカーのフランチャイズ本部加盟金550,000円(税込)
ナカモトクレープ山口県岩国市個人の店舗公庫と信用金庫の協調融資で創業(令和4年)
CredeLapaix(クレドラッペ)愛媛県新居浜市移動販売と委託販売モールのクレープ店で9年働いて平成24年に創業

クレープ屋とは?店舗型とキッチンカー型の違い

クレープ屋とは、薄く焼いた生地にクリームや果物、惣菜を包んで、その場で売る飲食店のことです。注文を受けてから焼く商品なので、売り場の奥に大きな厨房は要らず、5坪ほどの小さな店やキッチンカーでも営業できます。

始め方は、大きく次の2つに分かれます。

比べる点店舗型キッチンカー型
主な初期費用物件の取得費、設計・施工費、備品車両代、焼き器などの備品
毎月の固定費家賃(例:月15万円の駅近の店、1坪1万円×5坪のモデル)出店料、車両の維持費
売上の左右されやすさ立地と、常連客がつくまでの期間天候と出店先の数
営業許可飲食店営業(店舗ごと)飲食店営業(自動車)。区域は自治体ごと

必要な許可と資格:飲食店営業と食品衛生責任者

注文を受けてその場で生地を焼くクレープ屋には、保健所の「飲食店営業」の許可と、施設ごとに置く食品衛生責任者が必要です。費用は東京都の例で次のとおりです。

手続き窓口費用(東京都の例)
飲食店営業の許可(店舗)店の所在地の保健所新規18,000円、継続8,900円(令和8年4月1日から適用)
食品衛生責任者の養成講習会東京都食品衛生協会12,000円(1日6時間・テスト含む)

東京都食品衛生協会の案内では、食品営業許可施設の営業者は食品衛生責任者を選任することが食品衛生法で定められています。調理師や製菓衛生師、栄養士の資格がある人は、講習会を受けなくても責任者になれます。

開業資金:店舗とキッチンカーの実例

クレープ屋の開業資金は、店舗なら設計・施工費、キッチンカーなら車両代が大部分を占めます。公開されている数字は次のとおりです。

店舗型:5坪で合計355万円のモデル

クレープティファニーは、宮崎本店(5坪)をモデルにした開業投資の概算を公開しています。

項目金額(概算・税別)備考
加盟金0円加盟金はない
備品・販促物など75万円坪数・メニューで変わる
設計・施工費250万円物件の状況で変わる
保証金30万円契約満了時に全額返金される一時預かり金
合計355万円物件取得費は実費で別

このほかに本部研修費が1日8000円(税別)かかります。物件の敷金や保証金は含まれていないので、借りる物件によって総額は変わります。

キッチンカー型:初期費用53万円に車両代

サニーズは、加盟金33万円を含む初期費用の合計を53万円(車両別)としています。クレープ焼き器・調理器具・備品・販促用品などが含まれます。車両の価格は次のとおりで、運転資金として30万円〜の準備を勧めています。

車両価格
軽トラベース(新車)250万円〜
普通車ベース(新車)350万円〜
中古車150万円〜

店を引き継ぐ:譲渡希望額40万円の例

事業承継のマッチングサイトBATONZには、クレープ店の譲渡案件も出ています。東京都の駅徒歩圏の店は譲渡希望額40万円で、レンタル機器以外の什器は譲渡金額に含まれます。ただし、施設の敷金その他で150万円程度が別にかかり、成約時にはサイトの利用料(成約価格1,000万円未満は最低35万円、税込38.5万円)も要ります。兵庫県で実店舗・商業施設・イベントに出店している店は、譲渡希望額500万円、売上高1,000万円〜3,000万円の幅で掲載されていました。

引き継ぎの進め方と、買う前に確かめることは事業承継で小さな店を引き継ぐ方法にまとめています。

フランチャイズの加盟金とロイヤリティを比べる

クレープのフランチャイズは、加盟金0円の本部から550,000円の本部まであり、ロイヤリティは月額の定額が並びました。公式ページで公開されている条件は次のとおりです。

本部加盟金保証金ロイヤリティ(月)契約期間
クレープティファニー(店舗)0円30万円(非課税)1万円(税別)2年
サニーズ(キッチンカー)33万円(研修費を含む)0円33,000円(税込)公式ページに記載なし
アオシマクレープ550,000円(税込)なし22,000円(税込)2年

サニーズは、食材を本部が紹介する仕入先から原価で直接買う形で、本部に払うのはロイヤリティだけとしています。アオシマクレープは、観光地・市街地・住宅街・キッチンカーなどの店の形に対応すると書いています。金額は税込と税別が混ざっているので、比べるときは条件をそろえてください。

収益モデル:客単価×販売数×営業日数

クレープ屋の売上は、おおまかに 月商 = 客単価 × 1日の販売数 × 営業日数 で決まります。本部が公開している試算は次のとおりです。

試算客単価1日の販売数営業日数月商営業利益
サニーズ(キッチンカー・ライフスタイル型)700円50個月10日35万円12万円
サニーズ(キッチンカー・スタンダード型)700円70個月24日117万円46万円
クレープティファニー(5坪・1人営業)———800,000円462,000円

クレープティファニーの試算では、原価は240,000円(原価率30%の場合)、賃料は50,000円(1坪単価1万円の物件の場合)です。人件費はオーナー本人が働く前提で0円なので、人を雇えばその分だけ利益は減ります。サニーズの試算も食材原価を30%としており、利益を保証するものではないと明記しています。

実際の店の数字では、東京都の譲渡案件で客単価は600~1,200円くらい、9割以上が女性客でした。売り手は「リピーターが非常に多い商材のため、まずは常連客を作り育てねばならない」「どの店舗も最初は厳しかった」と書いています。

始め方

  1. 形を決める:店舗・キッチンカー・両方の組み合わせのどれにするか決めます。愛媛県のCredeLapaixは、移動販売とサービスエリアでの委託販売で売上と利益を安定させてから、実店舗やのれん分けを考えました。
  2. 保健所に事前相談する:店の図面や車の設備を見てもらい、飲食店営業の許可の基準を確かめます。食品衛生責任者の講習会もこの時期に受けます。
  3. 商品の軸をつくる:ナカモトクレープは、無農薬小麦粉や全粒粉、手作りのギーを使った生地と、デザート系・食事系の両方のメニューを持ち、生地が売り切れ次第営業を終える形にしています。
  4. 資金計画を相談する:ナカモトクレープは、西中国信用金庫と日本政策金融公庫の協調融資で創業資金を借り、事業計画もそこで練り直しました。
  5. 天候と季節への備えを持つ:CredeLapaixは、季節・天候による変動を減らすため、企業向けの販路を開くことを中期の計画に入れました。SNSでの告知とポイントカードの見直しも、1日の売上を上げる手として挙げています。

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よくある質問

クレープ屋の開業資金はいくらですか?

形で違います。クレープティファニーの5坪の店舗モデルは合計355万円(税別・物件取得費は別)、サニーズのキッチンカーは初期費用53万円に車両代150万円〜が加わります。

クレープ屋を開くのに必要な資格や許可は?

その場で生地を焼いて売るなら、保健所の飲食店営業の許可と、店ごとの食品衛生責任者が要ります。東京都の許可の新規手数料は18,000円、講習会は12,000円です。

クレープのフランチャイズの加盟金はいくらですか?

公式ページでは、クレープティファニーが加盟金0円・ロイヤリティ月1万円(税別)、サニーズが加盟金33万円、アオシマクレープが550,000円(税込)でした。

クレープ屋は儲かりますか?

本部の試算では、5坪1人営業で売上800,000円なら営業利益462,000円です。ただ人件費0円の前提で、譲渡案件では「どの店舗も最初は厳しかった」とも書かれています。

店舗とキッチンカーはどちらで始めるべきですか?

店舗は家賃がかかる代わりに常連をつくりやすく、キッチンカーは物件が要らない代わりに天候と出店先に左右されます。愛媛の実例は移動販売と委託販売を組み合わせています。

出典

  1. クレープティファニー「フランチャイズ加盟店募集中」(2026年11月4日閲覧)
  2. クレープティファニー「開業・収支モデル」(2026年11月4日閲覧)
  3. サニーズ クレープ(株式会社セレーノ)「フランチャイズ加盟のご案内」(2026年11月4日閲覧)
  4. Aoshima crepe アオシマクレープ「フランチャイズ」(2026年11月4日閲覧)
  5. 東京都保健医療局「東京都食品衛生関係許可手数料」(令和8年4月1日から適用)(2026年11月4日閲覧)
  6. 一般社団法人東京都食品衛生協会「食品衛生責任者養成講習会」(2026年11月4日閲覧)
  7. 西中国信用金庫「日本政策金融公庫との創業支援にかかる協調融資制度『スタートアップ』の取り扱いについて」(ナカモトクレープ)(令和4年5月6日公表・2026年11月4日閲覧)
  8. 公益財団法人えひめ産業振興財団 支援事例「クレープ販売における販売強化に向けた中期戦略の策定」(CredeLapaix)(2026年11月4日閲覧)
  9. BATONZ「観光地×SNS映え×商業施設展開で集客安定 人気クレープ店を譲渡」(No.81649)(2026年1月29日掲載・2026年11月4日閲覧)
  10. BATONZ「駅徒歩圏内の好立地クレープ店、低家賃で損益転換しやすい省スペース店舗」(No.99054)(2026年10月29日更新・2026年11月4日閲覧)

数字は出典の時点のものです。誤りや古くなった数字を見つけたらこちらからお知らせください。

監修:前田晃介
FP・宅建。まがりDEバナナ(ピーク時108店舗)、癒し〜ぷ(約40店舗)の本部を立ち上げ、そば屋・うなぎ屋を経営。詳しく

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公開 2026年11月4日

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