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2026/10/27

飲食店・カフェのフランチャイズ費用|モス・コメダ・マクドナルド・ドトールの加盟金とロイヤルティ

飲食店・カフェのフランチャイズは、加盟金もロイヤルティの決め方も本部ごとに違います。コメダ珈琲店は加盟金300万円・席数に応じた定額ロイヤルティ、ドトールは売上の2%、マクドナルドは加盟金500万円とロイヤルティー3%。各社の公式の加盟案内から並べました。

飲食フランチャイズの加盟条件(各社の公式ページ・2026年10月27日確認)確かさ A
Aコメダ珈琲店の加盟金
3,000,000円税別。2号店目からは1店舗につき1,500,000円
Aコメダ珈琲店のロイヤルティ
1,500円(1席あたり/月額)売上に連動しない定額。90席なら月135,000円
Aドトールコーヒーショップのロイヤリティ
売上高(税抜)の2%加盟金は1,500,000円(税別)。情報開示書面(2026年6月1日作成)
Aマクドナルドの加盟金
500万円ほかにロイヤルティー3%・広告宣伝費4.5%・インフラサービスフィー0.7%
Aマクドナルドの自己資金
1,500万円以上借り入れに頼らない自己資金。FAQでは店舗購入価格の25%
Aモスバーガーの開業資金
4,000万円以上ビルイン店舗の場合。新規加盟の融資制度はなし

飲食店・カフェのフランチャイズは、加盟金もロイヤルティの決め方も本部ごとに大きく違います。コメダ珈琲店は加盟金3,000,000円(税別)で、ロイヤルティは1席あたり月1,500円の定額です。ドトールコーヒーショップは売上高(税抜)の2%、マクドナルドは加盟金500万円とロイヤルティー3%です(各社の公式の加盟案内、2026年10月27日閲覧)。

ここでは、検索されることの多い4つのチェーンについて、公式ページと法定の情報開示書面に書かれている加盟条件を、同じ項目で並べます。どれかへの加盟を勧めるものではありません。

飲食店のフランチャイズとは:看板とノウハウを借りて店を開く仕組み

飲食店のフランチャイズとは、本部の看板(商標)とメニュー・運営のノウハウを使わせてもらい、その対価を払って自分の店として営業する仕組みのことです。加盟した店のオーナーは本部から独立した事業者で、店の資金を出し、利益も損失も自分で負います。

コメダの加盟案内も「フランチャイズ契約とは、加盟店と本部がそれぞれ独立した事業者として、各々の責任において締結するもの」と明記しています。仕組みの全体や、加盟金・ロイヤルティの意味はフランチャイズとは?にまとめています。

4チェーンの加盟条件の比較

公式ページに書かれている数字を並べました。金額は各社の表記のままです。

項目コメダ珈琲店ドトールコーヒーショップマクドナルドモスバーガー
加盟金3,000,000円(2号店目から1,500,000円)1,500,000円500万円公式ページに記載なし
保証金3,000,000〜9,000,000円(連帯保証人の人数で変わる)加盟保証金1,500,000円+出店保証金1,500,000円記載なし記載なし
その他の初期費用研修費用500,000円、店舗施工指導料2,000,000〜3,500,000円出店準備金1,500,000円、設計監理料店舗取得額(既存店を購入)記載なし
ロイヤルティ1席あたり月1,500円(定額)売上高(税抜)の2%売上の3%+広告宣伝費4.5%など記載なし
開業資金・自己資金不動産・建築工事などは別記載なし自己資金1,500万円以上ビルイン店舗で4,000万円以上
契約期間記載なし5年(更新は5年)公式ページで確認原則5年(自動更新ではない)
研修3名を対象に約3ヶ月間情報開示書面で確認6~18カ月、もしくはそれ以上約1か月

※コメダ・ドトールの金額は消費税別(保証金は非課税)。ドトールは情報開示書面(2026年6月1日作成)による。

ロイヤルティの決め方は3通り

ロイヤルティとは、看板やノウハウを使う対価として、加盟店が本部に毎月払うお金です。4チェーンを見ると、決め方は大きく3通りあります。

  1. 売上に対する割合(歩合):ドトールは「本部に報告された売上高(税抜)の2%」を毎月払います。マクドナルドは店舗の合計売上に基づくロイヤルティー3%に、広告宣伝費4.5%、インフラサービスフィー0.7%、さらにレントロイヤルティー(売上の一定割合か固定の家賃)を払います。
  2. 席数に応じた定額:コメダ珈琲店は1席あたり月1,500円です。売上に連動しない固定費で、ロードサイド店舗90席の場合は月135,000円という例を公式に示しています。
  3. 個別に説明:モスバーガーは、公式ページにロイヤルティの数字を載せていません。収支の例も「詳しくは説明会にてご質問ください」としています。

歩合は、売上が少ない月は負担も小さくなります。定額は、売上が増えるほど売上に対する割合が下がる一方、売上が少ない月にも同じ額がかかります。どちらが有利かは、見込める売上によって変わります。

開業資金と自己資金:数千万円規模が前提

4チェーンとも、開業には数千万円規模の資金を前提にしています。

モスバーガーは、ビルイン店舗の場合「おおよそ4,000万円以上の資金が必要」としています。新規加盟の融資制度はなく、開業資金は原則として自分で用意します。

マクドナルドは新しく店をつくるのではなく、既存の店舗を購入してオーナーになる仕組みです。よくある質問では、最近は店舗購入金額が約1億円程度のケースが多く、その25%を借り入れに頼らない自己資金として用意する必要があるとしています。1億円の店舗なら2,500万円以上です。提携の金融機関から、店舗取得費用の最高75%まで融資を受けられます。さらに、トレーニング期間の生活費と開業準備資金も別に要ります。

コメダ珈琲店は、加盟契約費用のほかに「不動産契約、建築工事、開業準備などに伴う費用が発生します」としています。ロードサイド店舗は敷地面積300~450坪、ビルイン店舗は店舗面積40坪以上が目安です。

開業資金の全国的な分布は開業資金はいくら必要?で確かめられます。個人でカフェを始める場合の費用はカフェの始め方と開業資金にまとめています。

誰が加盟できるか:専従・法人・地域の条件

加盟できる人の条件も、チェーンによって違います。

チェーン主な条件(公式ページの記載)
コメダ珈琲店理念への共感・賛同。個人での独立向けに独立支援制度と建築支援を用意
ドトールコーヒーショップ情報開示書面で加盟条件を開示。全国で1,000店舗を超える運営実績
マクドナルドマクドナルドビジネスに専従。オーナーが代表となる法人をつくって契約。おおよそ50歳以上は相談
モスバーガー法人または個人事業主。他のハンバーガーチェーンを経営していないこと。主に首都圏と関西地区で募集

マクドナルドの場合、日本のフランチャイズオーナーは約200名で、平均店舗数は10店舗、平均年商は約20億円です。出資だけして店を人に任せる形の契約は「基本的には、できません」と答えています。副業や投資として小さく始める形とは大きく違います。

契約期間と解約の条件

契約期間は、投資を回収できるかに直接関わります。モスバーガーは原則5年で、期間満了の6か月前から再契約を協議し、自動更新ではありません。ドトールは満5年で、続けたい場合は期間満了の90日前までに協議して、さらに5年更新します。更新料はありません。

ドトールの情報開示書面は、加盟店が途中で解約するときは90日前までの予告が必要とし、予告期間を置かずに解約する場合の違約金の計算式も示しています。こうした条件は、加盟前に書面で受け取る情報開示書面に書かれています。

加盟前に確かめること

飲食のフランチャイズに加盟する前は、次の順に確かめます。

  1. 情報開示書面を受け取る:ドトールは公式サイトでPDFを公開し、コメダも「法定開示事項」を載せています。加盟金・ロイヤルティ・契約期間・解約の条件を読みます。
  2. 収支の根拠を聞く:ドトールの書面は、売上予測値や収支予測値は本部が保証するものではないと明記しています。マクドナルドは損益計算書のモデルを用意しておらず、秘密保持契約を結んだうえで実際の損益計算書を見せることは可能としています。
  3. 店舗の取得方法を確かめる:自分で物件を探すのか、本部が選ぶのか、既存店を買うのかで、必要な資金と時間が変わります。
  4. 研修の期間と、その間の生活費を見込む:マクドナルドの研修は6~18カ月、もしくはそれ以上です。
  5. 既存の加盟店オーナーに話を聞く:各社とも公式ページでオーナーの声を紹介しています。

契約前に書面でもらう項目と、モデル収益の読み方はフランチャイズに加盟する前に確かめる8つのことにまとめています。

よくある質問

コメダ珈琲店のフランチャイズ費用はいくらですか?

公式の加盟案内では、加盟金300万円、加盟保証金300万〜900万円、研修費用50万円、店舗施工指導料200万〜350万円(税別)です。ほかに建築工事などの費用がかかります。

モスバーガーのフランチャイズの開業資金は?

モスフードサービスは、ビルイン店舗の場合おおよそ4,000万円以上の資金が必要としています。新規加盟の融資制度はなく、開業資金は原則自分で準備します。

マクドナルドのフランチャイズはいくら必要ですか?

加盟金500万円と、借り入れに頼らない自己資金1,500万円以上が必要です。FAQでは店舗購入価格の25%を自己資金とし、1億円の店舗なら2,500万円以上としています。

ロイヤルティは売上に比例しますか?

本部によります。ドトールは売上高(税抜)の2%、マクドナルドは売上の3%です。コメダ珈琲店は1席あたり月1,500円の定額で、売上に連動しません。

出典

  1. コメダ珈琲店「フランチャイズオーナー募集」(加盟条件・スケジュール)(2026年10月27日閲覧)
  2. ドトールコーヒー「フランチャイズ契約の要点と概説」(ドトールコーヒーショップ)(2026年6月1日作成・2026年10月27日閲覧)
  3. ドトールコーヒー「フランチャイズ(FC)ビジネスの特長と実績」(2026年10月27日閲覧)
  4. 日本マクドナルド「フランチャイズオーナー募集概要」(2026年10月27日閲覧)
  5. 日本マクドナルド「フランチャイズオーナーになるには」(2026年10月27日閲覧)
  6. 日本マクドナルド「よくあるご質問(フランチャイズオーナー募集)」(2026年10月27日閲覧)
  7. モスフードサービス「加盟募集」(2026年10月27日閲覧)
  8. モスフードサービス「よくあるご質問(加盟募集)」(2026年10月27日閲覧)
  9. モスバーガー公式サイト「加盟店募集について」(2026年10月27日閲覧)

数字は出典の時点のものです。誤りや古くなった数字を見つけたらこちらからお知らせください。

監修:前田晃介
FP・宅建。まがりDEバナナ(ピーク時108店舗)、癒し〜ぷ(約40店舗)の本部を立ち上げ、そば屋・うなぎ屋を経営。詳しく

公開 2026年10月27日

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