
2026/10/27
マネーフォワードで確定申告するには?確定申告ソフト比較|freee・やよいの青色申告 オンラインの料金
個人の確定申告ソフトは、マネーフォワード クラウド確定申告が年10,800円、freee会計が年11,760円、やよいの青色申告 オンラインが年11,800円(いずれも税抜)から。令和9年分から青色申告特別控除は最高75万円になり、書面申告は上限10万円です。料金・無料期間・選び方を公式情報で整理しました。
- Aマネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ
- 10,800円/年税抜・年払い。月払いは1,280円/月。消費税申告は使えない
- Afreee会計 スターター(個人)
- 11,760円/年税抜・年払い。レシート撮影は月5枚まで
- Aやよいの青色申告 オンライン セルフ
- 11,800円/年税抜。2027年3月15日までの申し込みは初年度0円のキャンペーン
- Aやよいの白色申告 オンライン フリー
- 0円白色申告向け。すべての機能がずっと無料
- A青色申告特別控除(令和8年分まで)
- 最高65万円55万円の要件に加え、e-Tax送信か優良な電子帳簿の保存
- A青色申告特別控除(令和9年分から)
- 最高75万円65万円の要件(e-Tax送信)に加え、優良な電子帳簿かデジタルシームレス保存。書面申告は上限10万円
個人の確定申告ソフトは、いちばん安いプランでマネーフォワード クラウド確定申告が年10,800円、freee会計が年11,760円、やよいの青色申告 オンラインが年11,800円(いずれも税抜・年払い)です(各社の公式料金ページ、2026年10月27日閲覧)。白色申告なら、やよいの白色申告 オンラインのフリープランは0円で使えます。
ソフト選びより大事なのは、e-Taxで出すかどうかです。国税庁によると、令和9年分の確定申告から青色申告特別控除は最高75万円になり、紙で出す場合の上限は10万円になります。このページでは、個人の確定申告にしぼって、料金・無料期間・控除との関係を整理します。法人向けのプランや会計ソフト全体の比較は会計ソフト比較にまとめています。
確定申告ソフトとは:国税庁の作成コーナーとの違い
確定申告ソフトとは、日々の売上と経費を帳簿につけ、そのデータから確定申告書と決算書を作り、e-Taxで提出するまでを1つでこなすソフトのことです。マネーフォワード クラウド確定申告、freee会計、やよいの青色申告 オンラインは、どれもインターネット上で使うクラウド型です。
申告書を作るだけなら、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」もあります。国税庁は、画面の案内に沿って金額を入力すれば、自宅で確定申告書等の作成・提出ができ、必要な付表や明細書も自動で作られると案内しています。作成コーナーのトップには、申告書と一緒に決算書・収支内訳書を新しく作るメニューがあります。
| 比べる点 | 国税庁の確定申告書等作成コーナー | 確定申告ソフト(クラウド型) |
|---|---|---|
| 主な役割 | 集計した金額を入れて申告書・決算書を作る | 毎日の取引を記帳し、申告書・決算書まで作る |
| 銀行・カードの明細 | 取り込みの機能は案内にない | 自動で取り込める(3社とも) |
| レシートの読み取り | 案内にない | スマホで撮影して入力できる(枚数はプランで違う) |
| 提出 | e-Taxで送信、または印刷して提出 | e-Taxで送信、または印刷して郵送・持参 |
| 料金 | 国税庁のサービス | 年1万円台から。白色申告の無料プランもある |
確定申告の期限と、ソフトで作る書類
所得税の確定申告の期間は、原則として翌年2月16日から3月15日までです(国税庁 タックスアンサー No.2020)。1月1日から12月31日までの1年間の所得と税額を計算して確定させる手続で、申告と納付の期限は原則3月15日です。令和8年(2026年)分なら、2027年3月15日が期限になります。
マネーフォワード クラウド確定申告の公式ページには、作れる書類として次のものが並んでいます。
| 区分 | 書類 |
|---|---|
| 決算書・申告書 | 青色申告決算書(青色申告)、収支内訳書(白色申告)、確定申告書第一表〜第四表、医療費控除の明細書、消費税申告書(パーソナルプラン以上) |
| 帳票 | 現金出納帳、貸借対照表、損益計算書、総勘定元帳 |
| 入力できる所得 | 事業所得、不動産所得、配当所得、給与所得、雑所得 |
同じページには、農業所得用の決算書・収支内訳書には対応していないという注意もあります。農業を営む人は、使う前に対応する書類を確かめておきましょう。
マネーフォワード クラウド確定申告の料金と機能
マネーフォワード クラウド確定申告は、年10,800円(税抜)のパーソナルミニプランから使えます。プランは3つです。
| プラン | 年払い(税抜) | 月払い(税抜) | 主な違い |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 10,800円/年 | 1,280円/月 | 申告書の作成と電子申告、明細の自動取込。消費税申告は使えない。レシート撮影は月15件まで無料 |
| パーソナル | 15,360円/年 | 1,680円/月 | 消費税申告(インボイス制度対応)、レポート。レシート撮影は月30件まで無料 |
| パーソナルプラス | 35,760円/年 | 年払いのみ | 電話サポート。レシート撮影は月100件まで無料 |
公式ページによると、銀行やクレジットカードなど2,300以上のサービスと連携して明細を取り込めます。電子申告はスマホのアプリからもでき、アプリで電子申告するにはマイナンバーカードと、カードの読み込みに対応したスマートフォンが必要です。
無料のトライアルは1ヶ月で、クレジットカードの登録は要りません。トライアルが終わっても有料プランへ自動で移ることはなく、作ったデータは引き継がれると書かれています。なお、公式ページには「2026年12月に料金体系の一部改定を予定」とあります。申し込む前に最新の料金を確認してください。
freee会計・やよいの青色申告 オンラインとの比較
3社の個人向けの入り口のプランは、年10,800〜11,800円(税抜)の同じ価格帯です。違いが出るのは、消費税の申告、無料期間、キャンペーンです。
| 比べる点 | マネーフォワード クラウド確定申告 | freee会計 | やよいの青色申告 オンライン |
|---|---|---|---|
| いちばん安いプラン | パーソナルミニ 10,800円/年 | スターター 11,760円/年 | セルフ 11,800円/年 |
| 消費税申告ができるプラン | パーソナル 15,360円/年から | スタンダード 23,760円/年から | 全プラン(機能は全プラン共通) |
| 電話サポート | パーソナルプラス 35,760円/年 | プレミアム 39,800円/年 | ベーシック 22,800円/年から |
| 無料で試せる期間 | 1ヶ月 | 30日間 | 最大2か月(決算・申告機能は使えない) |
| 2026年10月27日時点のキャンペーン | 記載なし | 記載なし | セルフ・ベーシックは初年度0円、トータルは初年度19,800円 |
弥生の初年度無償キャンペーンは、2027年3月15日(月)までの申し込みが対象で、1事業者につき1回だけです。無料体験プランの期間を過ぎるとキャンペーンは使えない、と注意書きがあります。2年目からは上の表の年額になります。
freee会計のスタータープランは、レシート撮影が月5枚までです。○×の質問に答えて確定申告書を作り、電子申告でそのまま出せると公式ページは説明しています。
無料で確定申告するには
無料で確定申告する方法は、主に3つあります。
- やよいの白色申告 オンラインのフリープランを使う:白色申告向けで、公式ページには「すべての機能がずっと無料でご利用いただけます」とあります。
- 国税庁の確定申告書等作成コーナーを使う:申告書と決算書を作って、e-Taxで送信できます。帳簿は自分でつけておく必要があります。
- キャンペーンの初年度0円を使う:やよいの青色申告 オンラインのセルフプランかベーシックプランを、2027年3月15日までに申し込んだ場合です。消費税申告やe-Taxを含むすべての機能が初年度0円と書かれています。
65万円控除と、令和9年分からの75万円
確定申告ソフトで変わるのは、作業の手間です。控除の金額を決めるのは、記帳のやり方と出し方です。国税庁のタックスアンサー No.2072 とリーフレットから、令和8年分と令和9年分以後の違いを並べました。
| 控除額 | 令和8年分まで | 令和9年分から |
|---|---|---|
| 最高75万円 | なし | 65万円の要件に加え、優良な電子帳簿の保存かデジタルシームレス保存。届出書が必要 |
| 最高65万円 | 55万円の要件に加え、e-Taxで送信するか、優良な電子帳簿を保存 | 正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)で記帳し、確定申告書と青色申告決算書を期限までにe-Taxで送信 |
| 最高55万円 | 複式簿記で記帳し、貸借対照表などを添えて期限までに提出(書面でも可) | なし |
| 最高10万円 | 上の要件に当たらない青色申告者 | 書面申告の場合の上限。簡易な記帳で前々年分の収入金額が1,000万円を超える人は対象外 |
国税庁のリーフレットは「令和8年分の確定申告までは、書面申告でも55万円の青色申告特別控除が適用可能でしたが、令和9年分以降は、書面申告の場合の控除上限額は10万円となります」と書いています。紙で出していた人ほど、e-Taxに切り替える意味が大きくなります。
75万円の控除で使う「優良な電子帳簿」は、訂正・削除の履歴が残る、帳簿どうしの関連がわかる、日付・金額・相手方で検索できる、の3つを満たす帳簿のことです。しかも、その年の最初からこの要件を満たして保存する必要があります。弥生は、やよいの青色申告 オンラインが75万円の要件のうち「優良な電子帳簿の作成・保存」に対応していると書いています。ほかのソフトも、対応状況は各社の案内で確かめてください。
青色申告の制度そのものと届出の期限は青色申告とは?で、開業したばかりの人が出す書類は開業届の出し方と期限で解説しています。
確定申告ソフトの選び方:条件で決める
料金の差は年に数千円です。それより、次の条件に合うかどうかで選ぶと迷いません。
- 白色申告で、費用をかけたくない:やよいの白色申告 オンラインのフリープランか、国税庁の作成コーナー。
- 青色申告で、消費税の申告はない:マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニ(10,800円/年)、freee会計のスターター(11,760円/年)、やよいの青色申告 オンラインのセルフ(11,800円/年)が同じ価格帯です。
- インボイス発行事業者で、消費税の申告もある:マネーフォワードはパーソナル(15,360円/年)、freeeはスタンダード(23,760円/年)から。弥生は全プランで使えます。
- 操作を電話で聞きたい:弥生のベーシック(22,800円/年)、マネーフォワードのパーソナルプラス(35,760円/年)、freeeのプレミアム(39,800円/年)。
- スマホで申告まで済ませたい:マイナンバーカードと、カードを読み取れるスマートフォンを先に用意します。
よくある質問
マネーフォワードで確定申告するにはいくらかかりますか?
マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニプランは年10,800円(税抜・年払い)です。消費税の申告もするならパーソナルプラン(年15,360円)からです。
マネーフォワード MEで確定申告はできますか?
マネーフォワード MEは家計簿のサービスです。確定申告書を作るのはマネーフォワード クラウド確定申告で、MEと連携すると家計簿のデータから入力できます。
確定申告ソフトを無料で使う方法はありますか?
白色申告なら、やよいの白色申告 オンラインのフリープランがずっと無料です。国税庁の確定申告書等作成コーナーでも、申告書や決算書を作ってe-Taxで出せます。
確定申告ソフトを使えば65万円控除になりますか?
ソフトだけでは決まりません。複式簿記で記帳し、確定申告書と決算書を期限までにe-Taxで送るなどの要件が要ります。令和9年分からは書面申告の上限が10万円です。
出典
- マネーフォワード クラウド確定申告「確定申告ソフト|個人事業主向け会計ソフト」(2026年10月27日閲覧)
- マネーフォワード クラウド「個人事業主/副業向け価格・料金プラン」(2026年10月27日閲覧)
- freee会計「個人事業主向け料金プラン」(2026年10月27日閲覧)
- 弥生「やよいの青色申告 オンライン」料金プラン(2026年10月27日閲覧)
- 弥生「やよいの白色申告 オンライン」料金プラン(2026年10月27日閲覧)
- 国税庁 タックスアンサー No.2072 青色申告特別控除(令和8年4月1日現在法令等・2026年10月27日閲覧)
- 国税庁 タックスアンサー No.2020 確定申告(令和8年4月1日現在法令等・2026年10月27日閲覧)
- 国税庁「75万円の青色申告特別控除を適用しましょう!」(リーフレット)(2026年10月27日閲覧)
- 国税庁「確定申告書等作成コーナー」(2026年10月27日閲覧)
数字は出典の時点のものです。誤りや古くなった数字を見つけたらこちらからお知らせください。

監修:前田晃介
FP・宅建。まがりDEバナナ(ピーク時108店舗)、癒し〜ぷ(約40店舗)の本部を立ち上げ、そば屋・うなぎ屋を経営。詳しく
公開 2026年10月27日
前田晃介が事業をゼロからつくる1年を、数字ごと見る。
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